左利きでマフラーを編んでみる（棒編み）

　今年もあと一か月もきりました。クリスマスまで２２日です。

　段々と寒くなって来たこの時期、クリスマスプレゼントにもマフラーを編んでみようと思いませんか？　凍える彼氏の首元に自分が編んだマフラーをそっと掛ける。そんなシチュエーションを想像してみてください。或いは子供にマフラーを編んであげるなんてこともいいでしょう。両親にあげる事も想像してみてください。娘からの手編みのマフラーなんて、父親は泣き出すかもしれません。でも……

「左利き」

　で編み物をするのは、特に初めは大変ではないかと思います。基本的に編み物もそうですが、この世は右利きの世界です。圧倒的に指導者も解説も右利きように作られています。まあ、仕方がありませんがそんなことで諦めてはいけませんよ。最初さえクリアできれば、こちらのものです。また最近は編み物でも左利きで編み物の解説をする動画も増えてきています。決して諦めずに挑戦してみましょう

　と言っても「その最初がわからないし、できないんだよ!!　」と思う方もいらっしゃるでしょう。あなたの思っていることは正しい。当方としてその悩みに出来るだけ回答してあげればと思っております。しかし、撮影機器などが揃っておらず中々思うように教える事ができないことを最初にことわっておきます。残念！

　ではとりあえず早速

 １、

　あっ、ちょっと待って！

　……ちなみに、私がなぜ編み物をしたいかお話しておきましょう。

　私は左利きで男ですがそんな私がなぜ編み物をしたいのか…。街を歩く時にリア充どもが必ず見せびらかす、あの赤いマフラーに嫉妬をしたのです！そして、私は考えました。

　「手編みの紅いマフラーを自分で作れば、いいんじゃないか？」と…

　そう、彼女がいなく彼女が紅いマフラーを作ってくれないなら、自分でつればいいんじゃあないかと。そうすれば、ギラギラに彩られたクリスマスイルミネーションの街角を歩いていてもリア充とは見劣りしないだろうと思ったわけであります。

　ましてや、日本では男の編み物人口は少ないですから、まさか男が作っているだろうとは誰も思いはしませんし、他人にそこまで感心を寄せないでしょう。私の計画は完璧に遂行され、崇高な思想とモチベーションの元、実行されるのです!!　

　まっ、このようにですね。編み物は長い間ひたすら同じ作業を続けていくので、先ずは高いモチベーションを持って行う事が大切なんです。見ているあなたもモチベーションを維持する何かをもって編み物に挑戦してみてくだざいね。まずは、それがワンステップです。

２、

　さあ、編み物をすると決まったら、先ずは原材料と道具を調達しましょう。

　大手手芸店に行くとだいたい色々な毛糸が揃っています。羊、カシミヤ、ヤギ由来なんてものも存在しますが、そんなに高いものを選んでも、初心者の方にはもったいないし（練習を繰り返すと糸が縮れて使えなくなる）、編んであげる方（もちろん自分用でもOKですが）が敏感な肌をお持ちであれば、動物由来の毛を嫌い、せっかく作った手編みのマフラーを使ってくれなかったり、バレないように地肌に触れずに使うかもしれません。ですので、まずはアクリル製の毛糸を買う事をおすすめします。

　大きさは初心者であり、作業効率を重視するのなら極太のアクリル製毛糸を買うのはいかがでしょう。今回私は、どこの手芸店でも売っているであろう大正義ボビーメイクのアクリル極太を買いました。もちろん…紅です。

　マフラーでもそれなりに使いますので、まとめ買いして５玉ぐらい買いましょう。その時にカラーとかロッドとか書かれている色は統一して買うのですが、一まとめに売られているのがおすすめです。

　次に棒針ですが、プラスチックとか竹とかありますが、初心者だとプラスチックが良いんじゃないかと思います。というのは、糸の張り具合を知らない状況ですと、網目がきつくなりすぎて、棒針で編めなくなるんです。（実体験）ですので、滑りやすいプラスチック製をおすすめします。棒針の太さは、まずは編むということをマスターしなければなりませんので、１３～１４号をおすすめします。この大きさですと、本編みに入って行きやすいですし、練習するには適度な大きさだと思います。

　…私は１２号の竹を購入しています。

　しめて１０００円ぐらいで買えるはずです。中学生でも買える手ごろな値段ですね。毛糸や道具が高くてできないとは言わせませんよ!!　さて次回から早速編み方練習に入って行きましょう。いつとは言っていない続け！